白金家はかつて「在家」と呼ばれ、農業をはじめ麻や薬草作りをしていました。また戸隠で初めての旅館業を営み、近隣住民には「お湯屋」として親しまれていました。主屋は昭和11年頃建てられ、31年頃に主屋の西側を増築しました。その後40年代後半に増築部を改修し、現在の間取りになりました。軸組みや小屋組みが良好に残され、間取りもほぼ当時のまま残されていることから在家の建築の一例として高く評価されていました。
長期に渡り「民宿 八峯荘」を休業していましたが、平成29年2月、戸隠が「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されたのをきっかけに、再び「宿屋 白金家」として営業を再開させたいという想いにより、再生工事に至りました。今回、主屋部分1階の玄関ホール・和室・廊下部分の修理を行いました。
白金家様 主屋修理工事 その1
所在地 | 長野市戸隠 |
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竣工年 | 平成30年1月 |