今回の古民家は、長野市信更町で文久3年(1863年)に建築された約150年以上の歴史がある建物です。大きな茅葺屋根と梁が特徴的で、空家となってから約30年間、所有主が解体するには忍びないと大切に保存をされていました。左の写真は初めてS様一家がこの古民家を訪問された際のものです。この古民家を解体し、古材の念入りな検査や点検を経て、横浜へ運び込みました。古民家から感じられる昔ながらの味や雰囲気の良さを可能な限りそのまま再生し、新しい地で信州の古民家が生まれ変わるまでの過程が見て取れます。たくさんの想いが詰まった新しいお住まいは、信州古民家の古き良きものとモダンが融合したあたたか味のあるものになりました。
S様邸新築工事 その1(古民家移築前・施工中)
所在地 | 神奈川県横浜市 |
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竣工年 | 平成29年10月 |