S様ご夫婦は、昔ながらの民家やインテリアに興味を持たれ、10年以上前から何度も足を運んでいるというお気に入りの古民家造りの旅館があるそうです。その旅館のような住まいを建てたいと、今回「日本民家再生協会」を通じて、ご相談を受けました。新築にするか古民家移築にするか、大変悩まれた末、信州に残された古き良きものを生かした古民家再生にしたいと要望をいただき、横浜市にて移築・施工に至りました。
S様邸はリビングから2階への吹き抜けがあり、階段を上ると古民家の象徴ともいえる立派な梁を間近に見ることができます。生活していく中でなくてはならない階段も古材を使用しています。1階と2階をつなぐ架け橋となり家族にとって大事な役目を果たし、月日が経つにつれ古材の風合いを感じられます。
梁だけでなく柱もそのまま使い、障子や帯戸もリメイクを加え家中に配置されたことで、素敵に生まれ変わりました。
<建築概要>
構 造:木造2階建て
建築面積:97.20㎡
延床面積:134.81㎡
S様邸新築工事 その2(竣工)
所在地 | 神奈川県横浜市 |
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竣工年 | 平成29年10月 |