KI様邸 離れ改修工事

平成26年に母屋を改修されましたKI様邸の離れを、今年6月に改修いたしました。
1931年頃に建てられたとのことで、築約85年になります。

当時は、台所や味噌部屋として使用されていたそうです。母屋を改修する前は、
こちらの離れを使われて休日を過ごされていたそうです。（K様は県外にお住まいです。）

母屋を改修されましたが、ご親戚やお客様が来られた際、宿泊する場所が足りないとのことで、こちらの離れの改修工事をご用命されました。

予定していたよりも建物の傾きがひどく、土壁で隠れている部分も痛みがありましたが、見違える離れとなりました。

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  こちらは土壁で作られた裏口です。母屋と一緒に建てられました。善光寺地震（弘化の地震）の時に、この辺りも浸水があり、当時の浸水ラインが残っていましたので、今回の工事で土壁も漆喰で塗り直しました。

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  左側に見える建物が離れです。土壁に柿渋で塗った腰壁を取り付けて印象的になりました。また、お庭は砂利を敷いて外観が美しくなっています。

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  離れの内部です。こちらは和室。建具はそのまま使用し、障子の張替えや畳を新調しました。傾きがかなりあり、大工さんが奮闘していました。

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  こちらは洋間で、図書室になっています。床をフローリングにして腰壁を取り付けたり、照明をLEDに替えました。

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  洋間の窓際に設置したカウンターです。寒さ対策のために断熱サッシに取り換えました。また、ブルーが美しいカウンターは、モザイクタイルを使ってモダンさを取り入れてあります。

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  土間の味噌部屋を書庫に改修しました。当時使われていた器や花瓶を飾られています。奥に見えるグリーのパステルカラーの建具は、元々そこにあった建具（茶色）を再利用しました。