W様邸改修工事 その2（事前調査～基礎工事）

工事着工前の事前調査～お祓い～基礎工事までをご紹介します。ハプニングがいろいろありました。まずは、建物に歪みが見られたため、沈下の原因を調査しました。
①建物下の地盤を調査
スウェーデン式サウンディング試験を行った結果、沈下している範囲の地盤が軟弱地盤であることが確認されたため、基礎をベタ基礎に決定しました。
②北側斜面の地すべりの可能性を調査
敷地測量により、建物基礎下と斜面の地山が安全勾配30°以下であることを確認されました。安全を考慮して土留擁壁とベタ基礎を一体化させた基礎を採用しました。
③木造住宅の耐震診断
耐震診断を行った結果、予想通り倒壊又は大破壊の危険があると出てしまいました。対策として改修部分について壁の量を増やすことで対応しましたが、間取りの変更で無理な部分は断念する結果となりました。

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  着工前にお祓いをしました。すると、住職から「敷地内の土の中に神様が埋もれている」とのお告げがあり、敷地内を掘り起こしてみると、お告げ通り氏神様、水神様、馬頭観音様の三体が発見されました。住職はお祓い時に何かを感じられたそうです。

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  こちらが土の中から発見された氏神様、水神様、馬頭観音様です。

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  解体開始です。建具・畳の撤去により、建物の歪の程度が見えて来ました。

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  外壁調査を行うとヒビ割れが発見されました。

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  ヒビ割れした部分の土壁が浮いて、工事中に脱落する恐れがあるため撤去することになりました。

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  大黒柱の根元にもシロアリの被害がありました。被害のあった部分は除去して補強しました。

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  建物全体をジャキアップして劣化している柱の根元を切断しました。1日かけて土台を撤去した状況です。

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  新しい土台（材種：栗）を取り付けました。

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  脱落していた小屋梁も元の位置にしっかりと固定しました。