株式会社尾澤酒造場 改修工事

長野県上水内郡信州新町に酒蔵を構えて、地酒を造られている「 株式会社 尾澤酒造場」様。国道19号線拡幅工事に伴い、改修工事を依頼して頂きました。「守り続けてきた蔵を取り壊さずに残したい」というお施主様のご要望で、曳家工事も行いました。

広大な敷地の中に創業当時から残されている蔵。信州西山の自然の中で造られているお酒は格別です。杜氏は専務さんである美由紀さん。女性の杜氏さんです。

株式会社尾澤酒造場
〒381-2405
長野県上水内郡信州新町大字新町168-1
TEL （026）262-2209　FAX （026）262-4888
URL　http://www.misuzunishiki.co.jp
E-mail　info@misuzunishiki.co.jp

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  「着工前」の尾澤酒造場様です。
  昔の面影を残しつつ甦らせました。

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  「竣工後」の尾澤酒造場様です。
  信州新町の国道19号線沿いに蔵が建ち並ぶ様子は目を引きます。

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  1Fの店舗内です。
  タイル床に陳列棚を設置し、モダンな内装に仕上げました。以前使用されていた酒樽のテーブルが雰囲気を醸し出しています。

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  店舗内奥側から撮影しました。
  梁の一部を見せるよう施工しました。

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  2Fギャラリーへと登る階段です。
  以前の格子窓をそのまま残しました。

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  2Fのギャラリーです。
  酒造りの道具や資料が展示されています。木の床や梁は昔のままなので、懐かしい香りや床を踏むとギシッギシッと独特の音が響き渡ります。

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  こちらは町内外の方に使っていただきたいと設けられた貸出ギャラリーです。「蔵」での展示会は、独特な明るさと趣があって素敵ですね。

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  店内は吹き抜けになっています。
  梁・柱はそのまま利用しています。天井には木製の滑車があります。「阿弥陀車」と言うそうで、1.7mもの大きさです。昔は大きな樽などを吊り上げるために使用されていたそうです。

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  小屋裏の大きな梁です。
  蔵を建てた年号と大工の棟梁の名前が記されていました。こちらはそのまま残しました。「紀元式仙伍百五捨六歳申丙 拾壷月大吉日建築　大工　山本伊太郎」と記されていました。

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  約1年をかけて改修工事を行いました。
  「古き良きものを後世に引き継ぎたい・・・」
  弊社と同じ思いを持たれている「尾澤酒造場」様。
  末長く、日本の伝統である「蔵」を残して頂きたいと思っております。そして、美味しいお酒づくりも楽しみにしております。