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曳家工法(JA安茂里支所様)

曳家工法(JA安茂里支所様)
所在地 長野市安茂里
竣工年 平成19年9月
  • 曳家工法(JA安茂里支所様)
    準備作業(1)
    曳家の準備が完了したところです。1階の壁を撤去し、基礎に埋まっていた鉄骨柱を掘り出しました。写真中央に見える白い建物の前に移動します。既存場所から約30mの曳家作業です。
  • 曳家工法(JA安茂里支所様)
    準備作業(2)
    移設場所に新しい基礎を設置しました。
  • 曳家工法(JA安茂里支所様)
    鉄骨固定
    曳家をするためのレールを設置し、レールと鉄骨をワイヤーで固定します。
  • 曳家工法(JA安茂里支所様)
    ジャッキアップ作業
    固定後、建物を持ち上げるジャッキアップ作業です。以前は、建物を必要な高さまで持ち上げるために枕木を井形に組み上げましたが、現在は機械を用いて持ち上げます。
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    連動ジャッキ
    ジャッキアップ作業に使用する機械です。複数のジャッキを同時に動作させることができます。今回は6台の油圧ジャッキを同時に動かせる機器(赤い箱)を使用しました。同時に動かすことで、建物のひずみを無くすためです。
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    油圧ジャッキ
    この油圧ジャッキで建物を持ち上げます。道具の進化によって作業がよりスピーディー、かつ、安全に進められるようになりました。少ない労力と短い時間で作業が進みコストが抑えられます。
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    レンドローラー
    レール上を左右どちらにも動かすことのできるレンドローラーです。微妙な角度を調整しながら曳家ができます。
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    曳家開始
    移動路となる枕木を敷設しながらゆっくりと曳家を行います。平衡を保ちながら新しい基礎に向かって移動させていきます。
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    曳家実行中(1)
    新しい基礎の横まで辿り着きました。
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    曳家実行中(2)
    移設位置を確認しながら慎重に曳いていきます。
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    曳家完了(3)
    建物の移設場所まで曳家が完了しました。曳家作業は、準備に1週間ほど掛かりますが、曳く作業自体は約1日で完了します。ジャッキダウンして新しい基礎に固定して完了です。
  • 曳家工法(JA安茂里支所様)
    竣工
    曳家後に壁(既存壁を再利用)とシャッターを設置して工事完了となりました。
    環境のためにも再利用・リサイクルは大切なことです。鉄骨製作には、鉄骨を溶かす際にCO2が発生します。コンクリート製作にもかなりのCO2が発生するそうです。CO2削減にもこの工法は環境に優しい工法だと思います。